2000/12/27 夕刻 バリ・デンパサール空港到着
やっと着きました!南国バリ。やっぱり暑いですね。
荷物をカウンターから引き取り、現地ガイド役のマテちゃんと会う為に待ちあわせの場所へ。
*OSC歴代の風習で、マテやんと呼びたかったのですが、現地語で、「やってまうぞ!」という意味なので、
マテちゃんと呼ぶことになる。
その日は、ウエルカムディナーということで、エアポート近くの鮮魚とロブスター、クラブを選んで、調理してくれる海辺の
レストランにて、たらふく食べる。本当旨い。
夜で解からないのですが、浜辺では、頭クラスのインサイドダンパーの波が、すごい音で爆発していた。
12/28 AM スランガン
ホテルにマテちゃんに迎えに来てもらい、ポイントへ案内してもらう。
さーいくでー!ということですが、でも初日であるのでとりあえず、グレート師匠曰く優しい波という噂のスランガンをチェックする。
ここは、ヌサドゥア方面から30分国道を走りをUターンして、ポイントへ向かうのだが
昔のジャングル地帯を伐採した平地を(平地といっても凸凹、がたがたの道)すたこら走る、暫くするとバラックのような
建物が、7から8軒見えてくる、そう!こちらの海の家です。(写真参考)
マテちゃんの嫁さんの兄?だったと思うが、そのまんま「海の家」と書かれている海の家にて、SURFしている間だけ休憩所
として利用する。皆SURFERは、この形を取っている。
ここのおやじが(おやじといっても33歳らしいが)なかなかあじのあるやつで、自分自身で、「加藤ちゃんぺ」と名乗っていたので
後にも先にも加藤ちゃんぺと呼ぶことにする。
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[加藤ちゃんぺ]
楽しい会話にも飽きてしまうと
隣の店で楽器を鳴らして遊んでました(笑) |
さてSURFの方は、ポイントが、遠いので波は、はっきり大きさは、不明だが見た目は、軽くダブル以上ある感じ。
加藤ちゃんぺもGOOD! BIG! GO,GOと話していたので、早速パドルアウト!
しかし、まだ浅く浜からリーフをとぼとぼ歩いて100メートルくらいして深くなってきたところでパドル開始。
ぱっと見のサイズは3-4feetだが、たまに鬼SET5feetクラスも入ってくる感じ、
しかしセットの間隔が長いのでロングでも楽に出れる。しかし、波待ちポジションまで行くとなんか違う(^^;
鬼SET連発。。。。。
ポイントは20人くらい。オージー、バリニーズ、日本人がほぼ均等にいるがピーク付近はオージーとバリニーズだけ(^^;
代表は果敢にオージーとはりあったるねんということで、ピークに突撃。
初日で、あったのと、飛行機の中でSURFマスターベーションばかししていたので、一刻も早く水に浸かりたい
それとウエットから解放されたこの軽さ、暖かい(いや暑い)水、うれしい!
サイズ、LOWタイド関係なしに「いけー!」という感じで、パドルアウト開始。
私もでかいのは、慣れているつもりなのですが上手いやつ多いですねーー!本当、波を操ってるというやつですは。
ボードが、足の裏に張りついとんのかという位うまい!!
しかし、負けてられません、日本代表→OSC代表(全然各が違う(笑))として、張りあったるつもりで、ピークへGO!
たまに、5feetクラスが、入ってくるのですが、なんかこのSETには、皆乗らん。なぜだ?
理由は、ともあれ「よーしいったれ!」とうことで、GO
for IT!
大SETのみ3,4本調子のってみると、いけるやん!よっしゃ!で次のSETで、大パーリング、えげつない状況で、
巻かれ巻かれ、巻いて巻いての手巻き寿司か俺は、いずれ暗闇へ、やっと顔上げると次にも鬼SET
「げぇー!まだ息すっとらんぞ、、、」、
そうか皆、俺のことを恐い知らずの神風と見てただけなのか!
と揉まれながら洗濯機状態なかで息絶え絶え実感する次第であった。
そう言えば、大SETにTAKE OFFしたときに、回りのSURFERから歓声が、あがったのだが、あれは今考えると、現地語で、
「命知らずのあほなやつ!」だったかも知れない。
しかし、上がった後の海の家での、ビンタンは、最高!
のせは、ピークを若干外してミドルクラスの波狙い(といっても頭半〜ダブル(^^;)
最初に数本、ソフトなグーフィーに乗って波の感触を確かめましたが
なかなか、力強いうねりでフェイスが広くどないして遊んだらええのかわからん。
波にもてあそばれる感じでしたが、それでも50m以上のロングライドになってしまう(笑)
しかし、レギュラーはかなり早くて一昨日静岡で練習したレギュラーの比ではない
早さとサイズにこのラウンドでは遠慮させてもらいました。代表は両方向ともガンガンやってましたけど(^^;
早朝のセッションタイムも過ぎる頃、メインのポイントも人が増えてうんざりしてきたのでカレントに乗って
左側の方向の遠方のいい感じのグーフィーの波に移動。
サイズは3feetあるかないかの波でしたががら空きだったのでリラックスして乗れました。
初日ということもあり勝手のわからないポイントでこのラウンドはまぁこんな感じかな?ということで納得。
しかし、左に行き過ぎたのとカレントもきつくてメインを外れているとますます
ひどくなり帰りのパドルは半端ではありませんでした。
一度、ホテルに戻り、休憩し、マテちゃんに再度迎えにきてもらい、あきもせずスランガンへ
12/28 PM3:30 スランガン
人も少なくサイズも岸から見るには、変わっていないので日も暮れるのも早いので再度IN。
しかし、AMより水深が、浅く。LOWタイド!
うねりが近づくと午前中とは違ってカレントがぜんぜんなく楽勝かと思ったのが間違い。。(今にしては・・)
ブレイクが早い!リーフの浅瀬にぶつかって一気に割れるというのが手にとるようにわかる。
人数は、午前中よりも少ないのでまぁええか。。
LOWタイドのスランガンのレギュラーは、本当に早い波で、弓矢が、SURFERとしたら弓が波で、ピンとはじかれる感じかな。
ここ上手いやつは、ピークから、くいっ!とすばやくTAKE
OFFし、必ず抜けてきやがるので、
グーフィーの俺にもハンデキャップ頂戴という感じです。俺はこの抜け方とTAKE
OFFをインドネシア乗りと名づけた。
SURF後、俺は、インドネシア乗りをマスターしなと考えながら、ビンタンを「くいっ!」と一気に飲んだ!(笑)。
この日の夕飯は、レギャンの中華系レストラン、ここのナシゴレンは、言うこと無し!
これ食ったら日本のチャーハン食べれません。
5人で、めちゃくちゃ食って、日本円で4000円、めちゃ安&旨い!詳細は、グルメレポートで!
千葉の某所でこの手の波質は経験しているが、サイズが全然違うのでてこずりましたがやはりミドルウェーブを狙うしかない。。
(くやしい)
ミドルウェーブのピークに合わせてテイクオフする直前のパワーはえげつなく、板が走った瞬間に飛び乗って
そのままボトムまで一気に降ります。躊躇するとどんなパーリングが待ってるか・・・・(^^;
あまりのパワーにテイクオフからボトム-ターンのシーケンスが空中で行われて
「バン!」という音とともにボトムにおりてしまいました。
グーフィーだからよかったもののレギュラーだったらボードが刺さり死んでました(^^;
板も少しクラックが入った様子で、バリのパワーを思い知ったシーンでした。
代表も波の背からその音を聞いてたようでした(^^;
代表もレギュラーの早い波には、相当てこづったというもののホレ波のチューブを狙ってはまっとか(^^;
午後のスランガンは御前崎シークレットのえぐい時に若干似てました。(当然サイズは別次元)
12/29 AM ハイアットリーフ
折角来たのに、同じポイントばかしでも仕方ないので、本日は、ボートトリップもしたいなぁっということで、ハイアットリーフへGO!
ここもポイントが、遠く、見た目では、はっきり言って解からない。多分あっても胸、肩かな。
刺青だらけの兄ちゃんに金を払い、いざボードに乗って出陣!
(この兄ちゃんスランガンのローカルマテちゃんの知り合いらしい。見かけ怖いけどええ奴)
まだLOWタイドの為、浅瀬をゆっくり10分位掛け、POINT近辺に着くと腰・胸の超スモールウェーブ
しかし入ってる間に潮があがってきてサイズはそこそこUPするだろうという期待付きでIN。
兄ちゃんにカレントは、と聞くと左へのストロングカレントと言うので、意識しながら入る。
そうだグレート師匠曰くの鬼パドル必要だ。
確かにカレントがレギュラー方向に強い!ひたすらパドルしながら波待ち。しかも、だれも入ってない。
まわりは珊瑚のリーフとエメラルドな海。遠くに少しだけ家や森が見えるという絶景。却って自分の位置がわかりづらい。
ボートは我々を置いて時間がきたら迎えにくるということでかなり不安になってましたが
もう波乗りするしかないっしょてな感じでグーフィーに移動しながらサーフをする。
でもしょうもない波。
その内、流れがとまりましたが、何故か代表はひたすらパドルをつづけのせの視界から消えていきました(^^;
力のない波でしたが時間が過ぎるに連れだんだんとサイズはアップして頭くらいまで
なってきたところでお迎えがきておしまい。
まーここは、経験、経験という感じで、取りあえず入った。
波もあまりないので、鬼パドルだ!と一人で、叫びながら一番右に行き、レギュラー乗って、元の位置に行こうと思ったら、
迎えに来やがって。
ほとんど乗ってないは!(笑い)、ストロングカレントじゃ!と言った兄ちゃん、責任とれ(笑)
でも、ここのハイアットリーフへの入り口付近は、バリにきて、なんか本当にインドネシアらしい景色だなと感じた。
次来るときは、この当たりを散策したいと思う。
後は消えた代表を探しにボートを走らせてやっと見つけて帰りました。ボードの兄ちゃんは、
「どこにいてるのや!」とまじに怒っている。
代表が乗っていたあたりは珊瑚が結構あるんでかなり危険なところだったそうです。
珊瑚は普通のリーフとちがって傷がつくと怪我は半端ではなくボートの兄ちゃんに注意されました。(一つ勉強になりました)
12/29 PM スランガン
結局ここでやることに(笑)
のせはぺらぺらの海パンでやってたのが仇になってマタずれが激しく出血してきたので
30分ほど様子見にしました。とりあえず、代表のもってきた300mmの望遠カメラで撮影をする。
スランガンで仲良くなった海の家のめちゃくちゃ陽気なおっさん加藤ちゃんぺとしゃべりながら
代表の勇姿を撮影。代表、戦ってます。えらい勢いでピークからドロップして一気にプルアウト。
のせもここまで来てカメラもっててもしゃーないので、遅れて突撃。
サイズは昨日よりも気持ち小さめで、カンレントがなく、今回は苦手なレギュラーに挑戦。
というても、さすがにピークからはついていけないのでミドル狙い。。。(なさけなぁ)
頭くらいのを狙ってうりゃりゃーっとトリムでごまかしつつ乗ると案外ロングライド
しかも戻る時に波かぶらないので病み付き。
代表とぼちぼち帰ろうと話して、最後に今日一番の私的にいい波を一発決めて帰るが
しかし、約束したはずの代表は果てしなくまだやってました(笑)
この海の家のおやじ(加藤ちゃんぺ)は、のせやんのSURFスタイルと顔立ちをみて
OH!カンボジアスタイルと素直に言っていました。
決してジャパニーズとは、信じてくれなかったことを報告しておきます。俺も同感!疑うことなし!
夜は、この日も昨日と同じレストランへ、旨かったら何回も足を運ぶくせが、OSCの強い傾向である。
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なかなかうまく撮影できませんが、
代表のプルアウトです。
ボトムターンのシーンを狙ったのですが・・
波早すぎ! |
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リップをかましてボトムへ。
撮影の技術を磨かないとあきまへん(^^;
とにかく、ボトムに降りたら抜けることしか
考えられません。
よほどでない限り技うんぬんの芸当は
無理です。
ピークからのドロップの場合ですが。。
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これがスランガンのレギュラー
サイズは3-4feet。
ピークは5feetを越えてました(^^;
写真をクリックするともっとはっきりとした
画像が見れます。(118Kbyte) |
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スランガンのグーフィーブレイク。
レギュラーに比べたらまだソフトかも
しかし右側にもピークがあってつながると
ダンパーになります。
写真をクリックするともっとはっきりとした
画像が見れます。(130Kbyte) |
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SETでのピークの写真。
ピーク付近からのテイクオフは至難の技
しかしショルダーからでも十分楽しめます
写真をクリックするともっとはっきりとした
画像が見れます。(96Kbyte) |
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うねり全体を撮ってみました。
ピークは馬鹿早いダンパー。
100m歩いてポイントの近くまで
行きます。
写真をクリックするともっとはっきりとした
画像が見れます。(57Kbyte) |
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もう一発うねり全体。
ピーク付近のドルフィンはきついです。
写真をクリックするともっとはっきりとした
画像が見れます。(130Kbyte) |
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ぐったり疲れて帰る代表(笑)
レギュラーに流されまくると防波堤を
よじ登らなければなりません(^^; |
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左より、のせ、マテちゃん、加藤ちゃんぺ
の息子(高校生)、加藤ちゃんぺ。
明るくフレンドリーな雰囲気に感謝! |
12/30 スランガン AM
のせやんが、またずれで、ダウンということで、マテちゃんと俺だけで、最後のSURFに出かける。
俺は、スランガンが、好きだ!気に入ったので、同じくこのポイントへ。
本日、結構大きな大会が、あるということだったので、いつもより早く、7時に出発したので、人は少な目。
しかもLOWタイド2の無茶苦茶浅い状況で余計に少ないのか、少しでも長くSURFし
たっかたので、早速IN。
サイズは、昨日よりも1feet上がり、4feet位のSETが、入るが、やはり早い。
でも入っているSURFERの雰囲気が、昨日までとがらりと代わり、なんかめちゃめちゃ旨いやんけ!
そうかプロが、練習しとんねや、それも練習熱心なやつらや。エアー有り、360度
有り、スラッシュ290度あり。出る幕あれへん!
ええ波来た、よっしゃ取ったと思っても、もう一つ奥から必ず、抜けてきやがる。くそー!
しかし、LAST SURFなので、混じって頑張るが、ええ波取らしてくれへんな。上には上がいるは。(実感)
最後に、加藤ちゃんぺと息子に、本当有り難うと告げると、「また必ずこいよ!」と強く握手を交わす。
こいつらは、日頃陽気だが、目を見たら解かる、本当にやさしい心を持っている。
ビンタンをプレゼントされ、それを飲み干し、バリSURFを終えた。
6月位に又、来ようと心に決めた。
謝辞:
今回のツアーを有意義にさせてくれたバリニーズのマテちゃんに感謝。スペシャルTNX!
現地情報はもちろん、ポイントガイド、車のレンタル/運転、うまい飯の案内、
値切りのアドバイス、信用できる両替所の案内など、わがままな我々に付き合ってくれていただきました。
拘束時間も朝8時から夜11時くらいまでということで、ハードな仕事だったかもしれませんが
ALL OKでよくやっていただきました。次回以降もよろしくお願いします。
いいツアーにしようとするには、いいガイドは、必須です。
感想:
・バリでのサーフは、タイドテーブルと時計とリーフ用のブーツは必須です。
現地のショップで割安で販売してるブーツを買いましょう。(本当に薄くて、素足感覚で、いいよ!)
怪我すると化膿が早く激しいのでなかなか治りません。
・肌の弱い人はのせのようにマタづれをするかもしれませんので、ジャージ生地の短パン(タッパ)
とか、スプリングを着るとよいです。(のせやん!カンボジアスタイルでは当たりまえや(笑)、代表コメント)
・日差しは半端ではありません。ラッシュガードは長袖が必要です。
・当然、顔面を守るためにも日焼け止めクリームやシールは必須。
・常備薬、消毒薬等、医薬品は持参しておきましょう。薬局はバリでも沢山ありますが
英語に堪能でないとなかなか大変です(^^;
・レンタカーを借りるのもよいですが、バリは信号機が殆どなく、車・バイク・自転車の交通が激しく日本人が
運転するにはちょっと勇気がいるかも(^^;
初めての方は運転してくれるガイドを雇うのが賢明でしょう。
(別コーナーでガイドのマテちゃんについて紹介しときます。)
・飯は、日本人に絶対合うので、チャレンジしたほうがいいよ。
ナシゴレン、ナシチャンプルー、ヌードル系、バリコーヒー、おいしいと思う!
お土産には、是非、カップヌードルのシュリンプ版をお買い下さい。日本にあったら絶対売れると思う。
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