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Blue禅 plays The Who


2003年9月18日(木)、
サムライサムの心の友である、
ライブハウス池袋アダム(ADM)の箱主「Jimisen氏」のご好意により、
Jimi Hendrix命日追悼イベントにて、
Jimiと縁の深いThe Whoを50分に渡って演奏致しました。
以下、OX会長のレポとCircles師匠の写真です。
Jimi、OX会長、Circles師匠、ご来場の皆さま、どうもありがとう。




 今年の関東の気候は、なんだか変。5月の長雨、涼しい8月、糞熱い9月と異常気象が続く。The Whoファンになって32年。The Whoファンにとっても、日本でこれほどThe Who関連の催しがあった年はあっただろうか?The Whoファンにとっても異常気象?否否The Whoファンにとっては、当たり前にしてほしいよねMr.Circles。

 そんな中やってくれました我等がBlue禅。今回はThe Whoのカバーを久しぶりにやってくれた。ボーカル&ギターのサムくんがPete&Rogerの二役を、も〜っ、これ以上ないという程素晴らしい出来。Pete&Rogerの二役を1人でやらせたら、この人日本一。MCでピートの真似をするのだけど、これが凄まじく似ていない。なのに客には受ける。流石芸人侍Samurai Sam。

 ドラムのモナー氏、俺は彼のドラムを高く評価している。今回はキースをどこまで消化できるかと思っていたら、キースしてたね。いつもは酒を呑むとキースになってしまうモナー氏、今回はステージでしっかりとキースしてたよ、この酔っぱらい。

 キーボードのマサラ嬢の衣装はポップアート、いつもながら衣装のセンスには驚かされる。ジョンのベースをキーボードで黙々とこなす。たまに腕が引きつるのか苦悩の表情を浮かべる。Blue禅というバンドは珍しく嫌味のない爽やかなバンドである。これはマサラ嬢あってのものだろう。

 短い時間ながらThe Whoのカバーを見事なまでに圧倒的な爆発力、構成力でやってくれたBlue禅。最後のオリジナル曲『ロック観音』が今回のライブのすべてを物語っていた。「俺たちはしないよ〜See Me Feel Me」からオリジナル曲「ロック観音」と続く流れに違和感がなかったのは、彼等がTommyを自分達で理解し演じていたからこそだろう。江戸前ロックオペラを目指すBlue禅。「江戸前ロックオペラ」が完成できるという予兆を俺は、しっかりと感じた。



以下がBlue禅のステージの全容です。

サムライサム前説:
ジミヘン師匠は1位。Pete師匠はなんと50位(涙)


1.恋のピンチヒッター

  
Pete物真似MC:Thank you very much indeed.
2.サマータイムブルース
3.シェイキンオールオーバー

  
サムライサム流Tommy語り趣向ご説明
  語り:幼き頃に幼児虐待の体験を受けたTommy‥

4.Overture〜It's a boy(Pete師匠流ギター一本勝負入り

  
語り:汚い現実世界に何の価値がござろう。
  人間の真実とは無限の想像力の世界にこそ‥

5.Amazing Journey〜Sparks(ブチ切れチューニング狂いまくり)

  
語り:Pnballの世界でスターになるTommy、
  The WhoでスターになったPete‥

6.ピンボールの魔術師
  語り:幼児虐待を受けたおぞましい自分の姿が
  映る鏡を破壊したことにより自由を‥

7.僕は自由だ

  
語り:傲慢になり自分の過去に復讐するTommy、
  破壊する信者、心の声See Me Feel Meに戻るTommy、
  終わりは始まり、全ては人間の無限の想像力の世界に戻り、
  音楽と物語への賛歌は、誰でもないYouへの呼びかけとして
  拡がる‥

8.俺たちはしないよ〜See Me Feel Me

  
語り:ロックオペラTommyにあやかって、江戸前ロックオペラ
  「Tammy(民〜)を制作中。Blue禅ファンクラブ会長OX氏の
  夢からできた曲

9.ロック観音



ロックオペラTommy、これは20世紀最高の作品だと信じています。
実は、孤高の天才の心の叫びだったのですね。
私は凡才ですが、方向だけは同じ方を向いているつもりです。
百億分の一でも近づきたいものです。
皆さま、Blue禅ライブにも、ぜひご来場下されませ。


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