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俺のRoger(俺の空じゃないよ)







 小学生の時に、友だちの兄貴が持っていた音楽雑誌に、この写真が載っていました。
見た瞬間、「カックいい〜!これがロックだぜ!」と思ったのです。SHUREのマイクの広告です。読みづらいと思うので、以下、コピーを抜き出します。


 
浮き沈みの多いロック・シーンで、いつも進歩的なコンセプトで人気のザ・フー。完璧なテクニック、ポップアートを取り入れたコスチュームやステージング、さらにはロック・オペラ「トミー」の成功と、話題はつきません。彼らのサウンドにSHUREマイクロフォンが大きな役割を果たしていることは、もう公然の秘密です。

「どんなにギンギンのハードなやつでも、楽器の繊細さ、ボーカルのやさしいニュアンスが出てくるからさ、それにこの丈夫さ、こんなの他にあるかい?」と彼ら‥‥。

キミのサウンドにSomethingがほしいなら、やっぱりSHUREです。



ねっ?カッコいいでしょう?しびれちゃうよね。これが、拙者のThe Whoとの出会いです。そして、一番カッコよく見えたのが、ボーカルの
「Roger Daltrey」だったのです。






その後、中学、高校と時は過ぎ、テレビで見た「Woodstock」、映画「Tommy」、Londonの映画館で見た「The Kids Are Alright」と、拙者は、The Whoにのめりこみ、後輩を脅して無理やりコピーバンドを結成しました。
しかし、後輩たちは、Led Zeppelinや、KISS、QUEENなどが好きだったので、物凄く嫌がっていました。

腕を回してギターを弾くPeteも大好きだった拙者は、自分だけPeteのように腕を回して、手から出血しまくっていましたが、バンドは全然うまくいきませんでした。そりゃそうです。The Whoは、全員が超凄腕で、しかも超個性派なのです。しかも、それで驚異的に緊張感のある切り合いのようなアンサンブルを展開するのです。厨房にできる訳ありません。

やっと、少しはましなバンドができたのは19歳の頃でした。その時、念願のRoger役をやりました。

Roer Daltreyのカッコ良さにしびれた拙者は、こんなものまで買ってしまいました。








さて、ずいぶん間を飛ばしまして、89年にThe Whoを見に行った話は、長いので後回し。

2003年6月7日(土)大久保ホットショットにおける「John Entwistle(The Whoの偉大なるベーシスト)追悼コンサート」で、久々に「Roger Daltrey」をやる拙者です。楽しかったぜぃ。

このコンサートはThe Who仲間が集まった驚異のイベントでした。「The Whooligans」は、東京セットと名古屋セットで登場。ILoveTheWhoを主催する「ぴいと」氏率いる「ざだれ」もかましてくれました。そして、The Whoイベントと言えばこの方、「Daimyo」殿が、Buzzard老中殿のベースを立てつつ、ロック界最狂のベーシストだったJohn Entwistleの曲で締めてくれました。

最後は、見る方も演る方も、楽しく「Boris」ごっこでニコニコ!(The Whoファンしかわからねぇな、この書き方じゃ。)







さあ、これが当日の拙者のバンドです。前述の「ざだれ」の「ぴいと」氏と二人だけでThe Whoの名曲に挑戦しました。拙者のRogerへの敬愛、ぴいと氏のPeteへの敬愛、伝わったかな?

1.Substitute(恋のピンチヒッター)
2.Behind Blue Eyes(Blue禅のBlueはここからとった)
3.Amazing Journey(Tommyの中で一番好きな曲)
4.Pinball Wizard(The Who初心者にもわかりやすい)
5.See Me Feel Me(みんな、歌ってくれてありがとう!)

The Whoは、ドラムのキース・ムーンがポールマッカートニー夫妻に絡んで大ひんしゅくを買った翌朝に亡くなり、ベースのジョン・エントウイッスルが、張り切って久々にツアー開始だ!という夜に亡くなり、
オリジナルメンバーは、ボーカルのRogerと、ギターのPeteの二人だけになってしまいました。二人でもThe Whoの「巨大なハンマーで殴りつけるようなパワーと、心にダイレクトに飛び込んでくるような繊細さ」は、健在なはずです。





以降、サムライサムのRoger活動は「タウン禅」へと引き継がれていきます。

Long Live The Who!


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